コントラクトブリッジ ブログ

コントラクトブリッジ (contract bridge) の基礎または入門のつもりだったが予定変更

54th European Team Championships
適当に見たので適当なまとめ

・WKNTはそろそろ下火なのかと思ったが、(上位国のうち)全体の3割程度が使っているのでまだ有効なのだろうか。
常時WKもたまにいるが、1~2番手が最も多い。やはり3番手は有効じゃないのだろう。ライトオープンも出来るし。
1~2番手に関しては、バル有利だけミニNTもいるし、地味にトレンドなんだろうか。これは以前はオランダくらいしか使ってなかった気がする。Helgenessも使い始めた。

・前回優勝国のフランスが低迷したり(BB出場出来ず)、イタリアもギリギリだしよくわからない。
一応メモっとくと1位から順にノルウェー、イスラエル、ロシア、スウェーデン、オランダ、モナコ、イングランド、イタリア
まあ、33カ国も出てるから、下位からカモれたかどうかが重要な可能性はある。中継一部見たが、下位の方はブリッジのレベルかなり低そうだったし。

・ミニとかWKNTでありがちな1NT-2MがS/Oっていうの、(サイド含め)TRFに勝ってる点ほぼ無いなと思ってたけど、S/Oの場合はLHOに介入された後の競り合いが楽ってメリットがあったようだ。1NT-P-2H-2S;P-P-Xとか。 TRFだとこれはActionになると思う。

・Suctionってヨーロッパだと(Norwayだと?)Yeslekって言われてるらしい(Kelseyの逆)初めて知った

・NorwayのTundal-Kvangraven、プレシジョンなんだけど、1D-1Mがスイッチなのな。厳密に言えば1Hは4SまたはFGリレー。H持ってる手で1S言ってるから驚いた。 リレーはともかくスイッチのメリットそんなあるかな

・1NT-2D*-P-2H;X がH5枚で(2Dはマルチランディ)、その後X-2S-4D-P;4H と進んでるボードがあった。4DはTRFなんだが、H4枚持ちだった。
1NTオープンに関してはこのタイプのP/Cに対するXはスートを示すほうが有効かもしれない。一人でT/O頑張るのもあんまないしなあ。

・イタリアはしょっちゅうシステム変えて、正直それ有用か?って思えるものも多いんだよな。 1C-X-?でスート紹介が5枚みたいだけど、じゃあ4枚の時どうするんかなと思ったらパスとは(Jxxx AJx QTxx Jx)流石に悪すぎないか?
xxx KQ Jxxx Qxxxでも1C-X-Pか。ここに限らずイタリアのスタイルって、言える時にビッドというより、後から展開するのが多いよな。 そのせいでアグレッサーが妙に無理してる場面もあったし、全体のトレンドからは外れてる感がある

・1C-(3S)-4D がH。ここまでくるとルール決めるのめんどくさそうだが、単にスイッチの可能性もある。 どうせFGならまぁ確かにTRFかスイッチの方が良いのは確かだが。

・OLのシステム。上位8カ国の24ペアのCC見たが、対スートOLは20ペアが3/5。対NTは10ペアがATT、7ペアが4th。Subseqは11ペアがATT、未記入が6ペア。 Subseqで2/4 thru dec.が4ペアいた。あとは新しいスートだけATTとか。
OLの2/4thは思ったより流行ってないんだなあ。

あんまり有用な情報がなかった気がした
ミニNTがプチトレンドっぽいのが面白いか

ミニNTはWKNTと違って、普段オープンしないハンドまでオープンするのが面白くはある。他のNTレンジは1点程度下げないと運用が厳しいかも。
あとやっぱりバル有利限定とかじゃないと苦しいとは思う。

見てないペアなどはまたあとでチェックするかもしれないが、とりあえずFinal

1s3crebidf1
この1S-1NT;3Cのビッド、今回使ってるペアがやたら多かった。流行っているのだろうか。コメントによると最初はGreco-Hampsonが使ってたとのこと

1S-1NT;3Cが、3-wayで
1):54Ms FG
2):1-suiter FG
3):S+C FG
だそうだ。3Dはほぼ強制だが、3Dの代わりに3NTがDだったボードがあったので、3HはHだろう。

まあ、3CをFGにして色々入れるのは、日本でも見た記憶はあるが。

Gazzilliの3mリビッド、5-5のINVって言うほど役に立つか怪しい面あるから、これも両立させられるかもしれない。
今回アメリカのペアでGazzilliを使ってたのを確認できたのは1ペアで、他は不明だが

2m45f4
1NTへのMeckwell(OC)って今までそこまで気にしてなかったけど、2m=M+mはどうやら54でも45でもいいらしい。
DONTと同じってことで、買う事しか考えてない感じか。まあそれってどうなんだとは思うけど。

個人的にはそもそもダイレクトでの4H+5mすらいらないと思ってる。

compXf5
Xはよくある「競りたいけど、パートナーがPENの手ならパスしろ」である。
これ実際運用出来るんだろうか。3Cは単にPREらしいので、単純にPREしたやつだけに適用とかでもいいだろうか。
Weinstein-Levinの取り決めってルールが単純なの多い気がするし。

4NTf6
こういうの見ると、T/O Xへのアドバンサーの4NTってシンプルブラックウッド(またはRoman Blackwood)でいいと思うんですよね…。

ここに限らず、4NT=T/Oって巷で異様に使われてるけど、RKCB等と比較して有用性相当低いと思う。

4s6svoidf81
4s6svoidf82
裏と表。結局ボイドというものの扱いの難しさが出てるんだろう。単純にボイドの強さを評価するなら、このNの手のDがSGLと比較すると強すぎるから4Dじゃない方がいいとかになるんだろうか。

サウスのHAがDAなら全然駄目だし。そう考えると、6Sビッド出来た側のテーブルも正しいとは言えないかもしれない。コメントだと4Hはオーバービッドじゃないかとか言われてたし。

かといって、ボイドのレイズってわざわざ用意しても頻度的に有効じゃないんだよね。
SPL、ボイドの捌き方っていい感じに統一的な方法無いんだろうか。

6splaydakruffsqueezenoguessf8
これ、凄いのがFinalの最終ボードでIMPがタイで迎えたボード。裏は4Sなので作れば優勝っていう…。

実際はCフィネスで落ちたのだが、トランプ走ればカウントが色々バレるスクイズでメイクした可能性が高かったようだ
最後4トリック
4 - - AJT
- - Q 942   - AT - Q7
- J 8 K8
となってSリード、EはHT捨て、ダミーはHJ捨てるとWはDQ捨てられないのでCを捨てるわけだが…OLからEはHAまたはHQ持ってるのがバレてるので、残りはDかCQだけ。

なんか色々考えたが、どうも一応WがC Qxxx持ってて1枚しか捨てなかった場合はギリギリゲスが残るっぽい?まあこの場合普通はCを先に捨てるだろうし、DAKを取らない場合はD捨てるのもかなり難しそうだから普通は当たるんだろうってことだろうか。

Bridgewinnersにも分析がある

その他

最終ボード以外にも、途中の7Sのプレイにも分析記事が上がっていた。まあそのうち読むかも


MeckwellがAKからのリードのみSTD ATT/CT使ってる理由がWoolseyに解説されてたが、
・ダミーxxx 3番手JTxなら最小のカードでDISCしたい(ディクレアラーQ9xのケア)
・でもJxならJを出してもいい から
だそうだ
というかこれ前どこかで見た気がする
この理屈だとスートコントラクトでも同じってことになるな

Lall-Bathurstがアラームクロック使ってたが、今どき珍しいと思ってしまった。通常はK from AKらしい。
実際アラームクロックって役に立つ状況(それじゃないと落とせない状況)あるか?ほぼ無いと思うんだが。レアすぎる

Finalの話じゃないけど、Weinstein-LevinがなんでU/D ATT, STD CTなのかなと思ってたら、これは「技術的には劣った方法」らしい…。なぜこれなのかは人によるが、Woolsey曰く「U/D CTに慣れるのが面倒だからだろう」みたいな…。
両方U/Dか、両方STDが良さそうだ。

Chip Martelが「Meckwellはかつてライトオープナーだったけど、いまはそうではない(彼らはずっと同じだけど、周りが軽くなった)」とか言ってた。実際プレシジョンだから軽くオープンできるという発想は古い気はする。上限低くても下限には限度ある。
ただ、Lall-Bathurstのペア(プレシジョン使用)は10点はほとんどオープンのようだ(11点ならINVに乗るとか言ってた)

1S-1NT;3Cやら1NT-2NTでも思ったけど、アメリカってアメリカ内の流行りが明らかにある感じする。ヨーロッパほどシステムにバリエーションが無い
何故かプレシジョン多いのもMeckwellの影響なんだろうか

そういえば今回Meckwellを久々に真面目に見たけど、なんかゲームビッドに関しちゃ相当アグレッシブな感じある。で、競り合いに関しても、敵がファンタムして得点してるのを何回か見たような気がする。やっぱそういうの必要なんだろうかね。

まずQFまでで書くの忘れてたものの補足

Weinstein-Levinは1C-1Dが5枚以上Dらしい。意味あるんだろうか。
P-P-1D-X;1H-2S=WK らしい。実際ここはminがいいと個人的にもずっと思ってる。ただこのペアはOCもXもアドバンサーがTRF使ってた記憶あるので、2HがINV+とかかもしれない

パートナーのリードへのシグナルがスートはSP優先、つまりオブビアスシフトか?NTはU/D ATTとSTD CTの組み合わせみたいだが、実際相性どうなんだろうか。スートでこの組み合わせは明らかに悪いが(ダブルトンの処理的に)、NTだとアンブロックのために有用なのだろうか。

4SDshiftSF1
ディフェンスで一番気になったボード。
実戦は4Sを守ってる全テーブルでCK,CAだった。このボードに関しては2トリック目にDKシフトすると落ちる。

STとDJを誰が持ってるかで変わるので、断言は出来ないが、どうもDKシフトがトータルで良いディフェンスな気がする。
まず、Sはほぼ6枚で最低AKQが揃ってる手だと思っていいと思う。7枚以上なら3~4Sオープンが有効だし、ソリッドに近い7枚なら2Sリビッドではないと思う。

そうなると6142/6133/6043あたりが本線になる。
で、あとはOLの選択の問題。普通CかDを選ぶのだが、Jxからのリードを好むかどうかにかかってるかなあと。
もしJxリードが嫌いなら、JリードはJT+濃厚なので、確率的にはパートナーのCは3枚がもっとも高くなる。そうなるとCKAキャッシュは有効じゃないんですね。

ただ自分のHCPが低い時のHxはそんなに悪くなかった記憶もあるからまあ分からない。

44413NTSF3
こういうので3NTビッドして、しかもメイクするのは強いなあと。裏は4Hダウンだから余計にね。

S QJはスートだとあまり役に立たないが、NTなら実戦のように9xxxですら5割はストッパーになる。そしてCが2回ラフ出来ないなら4Hが有利にはなり辛いので、このAKJxとかいうCなら3NTがいいのだろう。
1枚くらいアナーの位置変われば4Hが良いのかもしれない。

これに限った話じゃないが、どうもここらへんのペアは、S/Tは微妙な面も多い気がするが、ゲームのチョイス、特に3NTは妙に上手い気がする。ゲームチョイスはシステムの約束を決めるとビッド出来ないこともあるから、やっぱり3NT=TOPLAYは何かと残しておくのがいいのか。
コンベンションで上手く探してるというほどではないかも。

AKSTDNTSF3
MeckwellはAKからのリードに対してはSTD ATT/CTになるらしい。他はSP含め全部U/D。
NTの場合はアンブロックあるから分かるが、スートだと意味あるんだろうか。

2Sor4StrumpplaySF4

4テーブル中2テーブルが2Sオープン、残りは1Sオープン。
2Sのプレイだが、トランプをほとんど触らずにメイク。サイドスートが早いトリックだから、その方がブレークの悪さに対応出来るんだろう。AQはフィネス効いてれば必ず取れるし。

stripsqSF6

プレイでなるほどなあとか思ったやつ。OLが4thとすると、最終的にDQはほぼ裏なので、最後の方はストリップスクイズの方が良いということなのだろう。

trappassSF7
簡単な6Sのルーズ。どうも1レベルのトラップパスって成功してるのをほとんど見た記憶がない。

Meckwellに詳しい奴のコメントの解説で
・トラップパスはFGではない、・2SリオープンはNFだろう、・3CはFG、・3Cの代わりに3Hだとショートネスなのでそれが良かったのでは、という事だった

まあ1レベルのトラップパスは最低でもINV保証にしたほうがいいとは思う。敵スート5枚程度だと1NT優先してるペアも見かけた。

その他(ボード無し)

・bd12、トランプKT76543で前ボイド。なんかTからプレイしてるなあと思って調べてみたら
4トリック取る確率最大:7~3
3トリック取る確率最大:K
トリックの期待値最大:T
らしい
実際のハンドだとパンプあるからこの通りじゃないとは思うが

・SF seg3 bd10で、1NT-(2H)-3NTがTOPLAYな例を確認(Justerのペアだが)
これストッパー云々の取り決め本当にいらんな

・1NT-2C;2M-3OMからSPL開始するのってBazeとか名前ついてた

・Weinstein-Levinがフラナリー使ってるのにP;1H-1Sが4枚Sだった事について、3番手だと45Msのライトオープンとか44Msオープンが有り得るから(ではないか)とChip Martelがコメント。

・MeckwellのCOMPの取り決め、昔からかなりCCに書かれてあるんだけど、プレシジョンな事もかなり影響してそうだからスルーしてたの多い。
1H-2m-2D/3m=NF/D FGとか。
ネガティブフリーがそこまで役に立ってるのを見た記憶もないが…。

・NTのルジナウでKQJ+からQでなくJをリードするのは、TでENC出来るというメリットがあるからだそう

・1NT-(2C=Ms)-3D がHのショートネスというのは初めて見た。
3Dに3H言うと何なんだろうか…。
最後のCOGじゃないか、という指摘をもらった
マイナーのSPLで3Mを逆にしてるのはよくあるが、これだと3Sに対してはビディングスペースがないから、TRFの方がいいのかもしれない。
シングルトンアナーとか、4-3の4Mのトライとか、そのへんだろうと
やっぱりCOGは凝ってるんだろうか

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